ニノウデ
「なんで携帯なんかとるんだ、返してくれ」



「先生にチャンスを与えます」


僕は川本の前に座り込んだ


「なんだよ…それ……」


よし、ペースつかんだ。

「あと30秒いないに白状してください。さもないと…」


「……さもないと??」



もう一押しだな


「携帯のアドレスに入ってる女性全員に『好きです付き合ってください』ってメールを送ります」

1、2、3、4…


「わかった話すから勘弁してくれ!」


意外と弱いな川本
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