死亡宣告
「えーー!?
 
 うっそぉマジで忘れてんの??」


だってその顔…わかんないよ。

美緒はその言葉を必死に押さえた。



「あたしだよぉ!?里子だよぉ!!!」

「り、里子!??」

「はぁい♪」



ピースをしながら答えた。

美緒はこの癖に見覚えがあった。

ピースするのは里子の癖…

それを指摘したのはさなみだった。



「あ!!里子の癖じゃん!ピース!!
 
 じゃーホントに里子なんだぁ…」

「だーかーらー、さっきから
 
 そうって言ってるでしょぉ?もう!」

「あ、あはは!ごめん!!
 
 だってメイク濃すぎだよアンタ!」

「あたしがメイクしなかったら

 あたしじゃなくなるんだもーん♪」


そしてこの10分後、

アヤを含めほかのクラスメイトがそろい、

同級会は始まった。








 


< 21 / 62 >

この作品をシェア

pagetop