死亡宣告
アパートにつき、

部屋の電気をつけた。



「…さっきのホントなんだったのかな」



あのころのままの千絵の姿。

里子を凝視する恐ろしい形相。



「はぁ。みなかったことにしよ」



とつぶやいて気を落ち着かせた。

ケータイを開くとメールが2通。

野島佳菜とさなえからだった。
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