死亡宣告
そして…

また悪夢が訪れた。


電話が鳴り響き、

美緒は即座に受話器を取った。



「も…もしもし…」

『美緒さんですね?庄司です』

「まさか…アヤですか?」

『そのまさかです』

「なんで…」


美緒はもう嘆く事もできなかった。

また…友達が殺されたのか。

そういう気持ちでいっぱいだった。


今度は…あたし…


もう半分諦めていた。

しかし、庄司は予想外な事を告げた。



『しかし今度は今までとは違います。

 アヤさん、昨夜から行方不明なんですよ』

「え…?」


行方不明…?

どういうこと?


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