死亡宣告
そして次の日。

教室に入った美緒は必然とした。

黒板に…

宮竹千絵と書いた文字。

…そして赤いチョークで書かれた

たくさんの『死』の文字。

そして黒板の前で必死に黒板けしを探している、

千絵の姿を見た…。


「ね、ねぇ。これ誰がやったの?」


近くの男子にこっそり聞く。


「知らねぇよ。学校来たらこうなってた」


美緒はハッと息を呑んだ。

里子の“いじめしよ”の言葉を思い出したのだ。

里子たちがやったんだ…

里子たちのほうを見ると

千絵を見てクスクス笑っている。

急いで里子たちのところへ行った。



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