死亡宣告
「り、里子おはよッッ」


わざと明るく振舞う。


「あー!美緒!おそいよぉ」

「もう始まってるよ」


さなみの言葉に少し驚いた。

“始まってる”って何よ…


「やっぱこれ…」

「そう。うちらがやったのー♪」


アヤが楽しそうに答えた。


「朝はやくから頑張ったよねー★」


里子がつづく。

ちょっとひどい…かな?

そう思った美緒は

つい口を滑らせてしまった。


「や、やりすぎじゃない…?」



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