マフラーよりも。手袋よりも。
―ドンッ

「馬鹿!! このド変態!!」


私は雄大を突き放した。

急に雄大に抱きしめられてることが恥ずかしくなって。

ドキドキして。


「え…? どこも触ってねぇよ?」

「そーゆー問題じゃないしっ!!」

てか、確かに胸とかは触ってないけど、背中とか触ってるじゃん!




ドキドキしたのは…同い年の男だから。



それ以外、何物でもない……よね……?

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