おばかに恋する性悪王子



「准、怖かったよ…。」




半泣きのあたしをみて、准は


「…………ごめん。」




そう一言、小さく呟いた。





俺様な准が自分から素直に謝って……






え、なにこれ。
めちゃくちゃ可愛い!!




とかって思ってしまった。



「うん。」



「次はちゃんと、気をつけるから…」






「あたしも、2つ買っとかなきゃね。」






変な仲直りの仕方だったけど、





その帰りは、2人並んで寮まで帰って行った。












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