おばかに恋する性悪王子


今きた道を戻り、宿屋にたどり着いた。



急いで俺達の泊まっている部屋行き、ドアを開けるとなんだかイチャイチャしてるカップルが1つ。



「おっ、おかえりー、准夜!!留茅ちゃんとはどうだったー??」


「あれ?留茅はー??」



………。



見なかったことにしてすぐにドアを閉めた。

ここには留茅はいないらしいしな。
そしたらまだ外か!!



俺は急いで外に出ると、一応電話をかけたんだ。




「…もしもし??」


繋がる電話。
出た相手は、


「准夜ー!!」


圭也だった。



あいつケータイおきっぱだな!!



仕方ないから、またコンビニへ戻り、俺は留茅が行きそうなところをがむしゃらに走りまくった。




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