咲いても、枯れても1~サクラ色~
しばらくすると、なにやら叫び声が聞こえた。
『白純美ちゃ─ん!!海斗が今日一緒に帰ろう、だって~』
『佑馬ばかっ!そんなこと言ってねえだろうが!!!』
高橋くんって、意外と意地悪…?
『恵ちゃん、白純美ちゃん、やっぱり5人で帰ろ~!!』
佐々木くんの声が聞こえた。
え、帰るの?
どうする?と恵の顔を見ると、最高の笑顔があった。
そして、もう口が開いていた。
『うんっ!!5人で帰ろー!!!』
はい!?
恵は笑顔で私の顔を見た。
驚いてる私なんか気にせず、ただ笑っていた。
『じゃあ~後でメールするから~!』
『わかったー!』
5人で下校、決定。