咲いても、枯れても1~サクラ色~
一生の重み
『あはははは!!まさか君が、白純美さんだとは!!』
『あはは……ですよね~』
先ほど、初のご対面をトイレの前で果たしてしまった私と明仁さん。
そのまま、用意されていた部屋に行くことになり…
今に至ります。
『ものすごく慌てて出ていくから、誰かと思ったら、ねえ』
拓のお父様、明仁さんは思ってたよりもものすごく楽しい方で、話が絶えない。
貫禄のある方だけど、それに似合わずお喋りで、初めはびっくりしてしまった。
さっきから、拓と拓のお母様に私の話をしている。
あのご対面だけで、どれだけ話があるのよ?!と思う程に。