咲いても、枯れても1~サクラ色~
『勘違いするなよ?』
『へ?』
私お得意の、勘違いですか?
何も分かって無いような私に、秀くんは、呆れた様にため息をついた。
『さっきの、四つ葉の花言葉だからね?』
花言葉?
あ、そっか。
秀くんは詳しいって、拓が言ってたもの。
な、なんてことを考えていたのかしら!!!!
『だから、スミは顔に出やすいんだって』
秀くんは、ケラケラと無邪気に笑った。
やっと私を受け入れてくれたのかしら、と単純に嬉しくなる。
『ねえ、もう来ないでね?』
また、そうやって簡単に刃を向ける。