咲いても、枯れても1~サクラ色~
『で、白純美ちゃん?』
『はい?』
『どうするの?』
『え…?』
佐々木くんと恵の問いかけ。
どうするって何を?
彼…拓を?海斗を?
いや、海斗なんか関係ない。
『佐々木くんと恵は、どうするの?』
二人で顔を見合わせる。
はぐらかしたの…ばれませんように…。
『まず!佐々木くん、じゃなくて…名前で呼んで?』
『いや…恵に悪い…』
『白純美のばか!!!!そんなことで私は嫉妬しないし!それより、もっと仲良くなるべきだよ。5人とも』
『恵の言う通り。これからは協力し合わなきゃならないからね』
『んん?!』
協力?
だって、佐々木……直也くんと恵はもう大丈夫でしょ?
よくわかんないけど、ニヤニヤ笑う二人を見て、良からぬことを感じとった。