Ciel~蒼キ天使~
《そろそろこの場所からぬけだそう》
そして、母のもとえ向かった。
「お母様、私気分が悪いのでさがってもいいでしょうか?」
私が訪ねると母は嬉しそうにした。
「そう、なら仕方がないわね、下がりなさい。」
きっと、私がいなくなれば、妹の事を自慢できる。だから、喜んでいるのだろう。
昔からそうだ、双子の事を愛してる母を演じながら、実は妹の事を可愛がっている。
私は、偽物の愛情をもらってある。
欲しいモノは全て手に入る。幸せに見えるが実は、愛されていない。
《もう、慣れたから諦めてる。いや、不自由なく暮らせればいい。》
そう思うようになった。