愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~
「………って、同居ぉぉぉぉぉ!?」
あたしは立ち止まって絶叫した。
その雄叫びと、あたしが立ち止まったことにびっくりした男子チームも一時停止。
…だって!!!!!
同居やで!?
あたしら、まだ高校生やで!?
「…あんたはまた恥ずかしいなぁ!!!!!!!!!!
みんなこっち向いとるやろっ!!!!!」
「いったぁ!!!!!
なにすんのよ!!!」
「愛姫が大声出すからやろっ!!!!!」
「そんなんだって………!!!」
またも栞の怪力チョップを食らったあたし。
…確かに、周りの通行人一斉にこっちガン見したけどさぁ………。
「…ほんまにもう………。
あたしら、結婚するんやで?
愛姫の両親も一緒に住んどるやろ」
「そりゃそうやけど………。
まだ高校生やねんで?」
「高校生言うても、夫婦は夫婦や」
「そうやけど………。
学校側はOKなん?」
「あたしが叔母ちゃんに言うたもん」
「叔母ちゃん!?」
「うん」
「なんで!?」
「愛姫ちゃん知らんかったー?
うちの学校の理事長、栞の叔母さんに当たるねん。
詳しくは栞のお母さんの弟の奥さん」
「へぇ………」