愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~



いっつもやったら、めっちゃムカつく栞の一言も…


あんまり耳に入らへん。



「えぇ…と。
今年の春から教師になりました城取柚希です♪
担当教科は国語!!
この学校で一番みんなに歳も近いから、気軽にいろいろ相談してね☆
んじゃ、みんなよろしく!!」



…また出た………。


この時代に“☆”って、迎合してへんやんな?


でもまぁ、それは作者の自由やねんけど。


…じゃなくて!!!!!


確かに“☆”は古い表現かもしらんけども!!


…軽い………。


めっちゃ女遊びとか慣れてそうやん!!!


命の恩人に失礼かもしらんけど…


全然教師っぽくない。


そりゃ新米ってのも少なからずあると思うけど…。


街中でこんな人にナンパされても不思議やない。


…なんてのは言いすぎ?



「静かに!!!!!
静かにぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!
静粛に!!!!!」



再び教頭が朝会台に立った。


騒ぎ出す女子たちを静めようとめっちゃ必死…


いや、でもね。


ほんまにカッコイイもん、城取さん。


教頭なんか敵わへんで?


超超超大差で城取さんの圧勝やな。


…でも………



< 122 / 124 >

この作品をシェア

pagetop