愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~


…このラブラブな2人とずっと一緒におるあたしとしては、ですね……。


たまに…いや、しょっちゅう2人との温度差を感じるわけですよ。


あなたたち、いつも栗林愛姫という存在があることを認知してでの行動でしょーか?



「愛姫、さっさと登らな置いてくでー」



前で涼くんと手ぇ繋ぎながら、こっちも見んと栞が言った。


…栞はえぇよな。


大好きな人と手ぇ繋ぎながら登るんやで?


友達からは完全に忘れられながら、ひとり孤独にこの長っい階段登るあたしとは全っ然ちゃうやん!!


別にあたし、彼氏もおらんし好きな人もおらんけど………。


…おらんけど、前でラブ×2イチャ×2されながら登んのって、おらんからこそ屈辱的やねん!!!!!(泣)


…あ゙ぁ゙~……。


なんか、足はものっそい疲れるし精神的にもダメージ大やし…。


めっちゃ虚しくなってきた。


好きな人ほしーなー……。


ほら、なんかおんなじ本取ろうとして手ぇ重なったとかエレベーターのボタン押そうとして指重なったとか、ベタなんでえぇやからないかなー。


めっちゃ恋した━━━い!!


…あれ?


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