愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~
ちなみに栞の隣におるんは、やっぱり涼くん。
「命の恩人に一目惚れ…、ってヤツ?」
「それやな。
まさに今の愛姫がそれ」
「だってカッコよかったやろ!?
なんかもう……、王子様みたいやったやん!!」
そう!!!!!
ふわっとした優しい笑顔とかあたしを助けてくれるような優しさとか。。。。。
もうすべてが胸キュンポイントやん!!!!!
「あたし、誰見ても涼以上にカッコイイ思わんし。
涼以上にカッコイイ人とかおらんくない?」
「オレも栞以上にカワイイ女の子、見たことない!!
やっぱ栞が一番やもん♪」
………人が目ぇ輝かせて、好きな人の話しとる時に普通目の前でノロケるか!?
……嫌みというか、なんというか………。
見てるこっちとしては、怒りを覚えるな……。
「あっ…あの………!!」
…あれ?
今声が………
「あれ?
今どっかから声したよな?」
「したした。
どっからやろー?」
「しゃべりかけてきたっぽい人、どっこもおらんでー?」
確かに、話かけてきたっぽい人は誰ひとりおらへん。
じゃあ、この声はどこから………?