愛しのDarlingは先生様～好きやねん！～

「………生きてはる……？」

「はい…………」



いっ……生きてはった!!!!!



「あっ…やっ、ゴメン!!
嫌がらせのつもりはなくて…」

「いや、ほんまにそんなつもりちゃうで!?
ただほんまにびっくりしただけ…っていうか……」



栞や涼くんもグダクダな言い訳しとる…。


あたしがポカーン…と口を開けとったら、



「いいんです………。
慣れっこですから…、こういうの………。
それより………、はっ…花屋敷さんに話があってきたんですけど…」



頬を赤らめて上がり気味にその幽霊くん(あくまで愛称)は言った。


━━━……そーゆーことか。



「あああああっ………あたっ…あたし!?」

「栞しっかり!!
言葉グダクダやから!!」



栞を心配してそう言った涼くんの顔見て、幽霊くんはうつむいた。


………やっぱそういうことか。



「ちょ…ちょっとお時間いただけますか………？」



…絞り出すような、ちっさい声でうつむきがちに栞に向かって言っている。


緊張しとるんやろーなぁ……。



「ＨＲ始まるまでやったらええけど………」