愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~
相当栞のイメージ、崩れたやろな。
たぶんな、名前と見た目通りの清楚可憐なお姫様想像しとったんやろな。
あまりの違いに、そら口もあんぐりなるわ。
「…まぁ、言うまでもなく。
今朝の話やわな」
ウサが話を持ち直したけど、翡翠くんの開いた口は塞がらへん。
「まぁお前ら3人は毎度のことやけど」
「“お前ら3人”にはあたしと涼が含まれるんですかね?
あたしら、このアホと一緒にされたないんやけど」
「指差すな━━━!!!!!!!!!!
ってか、アホ言うなッッ!!!!!」
“このアホ”であたしを指差す。
誰がアホやねん!!!!!
人に指差すて………。
「………ほんま、親の顔が見てみたいわ……………」
「会うたことあるやん」
「そうやけども!!!!!」
「な?先生、アホやろ?これ」
「確かになぁ………」
………なんで、あたしがこんな言われなあかんの?
こんなん、一種のイジメやん!!
「もーええわッッ!!!!!!!!!!!!」
あたしは半泣きで叫んだ。
せやかて、ほんまひどいやん…
「…ごめんごめん。
ちょっと言いすぎたな」