愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~
おった━━━!!!!!
確保してから、栞と涼くんに電話せな!!!!!
「こっち!!!!!
上見て━━━!!!!!
あたしやって!!!!!
ほらっ!!! 愛姫やん!!!」
…いっくら叫んでも、キョロキョロするだけで上向く気配なし。
「今度俺んちこいよ」
「ほんまに!?
行く行く!! 絶対行く!!」
━━━…ドンッ。
「えぇ!?」
後ろを通ったカップルに。
ドンッと衝撃を受けまして。
「…嘘やん………」
………今度は歩道橋から落下。
真下は往来の激しい道路。
まさに助かる見込みなし。
…今度こそは、あの世逝きかぁ………。
「キャ━━━!!!!!
こんなとこで女の子が自殺してる━━━!!!!!」
頭上から女の人の声…。
「物騒な世の中やなぁ………」
…って!!!!!
お前ら、あたしを落とした張本人やろーがぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!
…呪ってやる………。
絶対あの世から呪ってやる………!!
頭上の恨めしいカップルを睨みつけた。
真下を見ると、ちょうど歩道か車道かの境目。
どっちに落ちたにしろ、死んでまうやん………。