愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~
………んん……………?
待てよ………。
このイケメンのしゃべり方、どっかで……………
「………翡翠…くん………?」
確かに、このしゃべり方翡翠くんや。
翡翠くんはあたしのこと、“愛姫ちゃん”て呼んどったし。
………でも、こんなイケメンちゃう。
冴えへん…言うたら失礼やけど決してカッコイイ顔ちゃうかった。
いつも俯きがちでメガネかけてるから、よー顔はわからんけど………。
「…そう………やけど………」
「………………………………」
「嘘やぁぁぁぁぁんっっっ!?」
えっ!?
翡翠くん!?
これが!?
メガネかけてへんやん!!
「…あのっ………、メガっ………メガネ……は………?」
もう驚きの余り、言葉はグダグダ。
だって、ほんまに信じられへんやん!!
「あ…、メガネは愛姫ちゃん受け止める時に反動で落ちてもうて………」
…メガネ、あたし受ける時に取れたってこと?
で、いつも正面から見たら俯きがちでよー見えんお顔が下からのこの角度でダイレクトに見えてると…。