愛しのDarlingは先生様～好きやねん！～

思わずふざけちゃうぐらい、それぐらい驚きました。


…ってか、なんで翡翠くんが謝んの!?


本来、謝るべきはあたしやろ!!



「あの…、なんで謝って……」

「僕が…迷子になってもうたから………。
なってへんかったら、こんなことには………」



えぇ!?


この子、どんだけええ子やねん!!


そもそも、あのバカップルのせいやし。


翡翠くん、いっこも悪ないし!!




「いっ…いや、翡翠くんは何の責任もないから!!
あたしがヘマって落ちただけやし、それに翡翠くん助けてくれたやん!!」

「そうやけど…」

「だから、プラマイ０で翡翠くんに責任はない!!
第一、あたしが落ちたんはあのバカップルのせいやし」

「…うん………」



よし、納得!!


…とまでは、いきそうにない翡翠くんの納得いかない顔。


どーしたらええんやろ………。


まさか、ここまで正義感の強いめちゃめちゃええ子やとは思ってへんかったなぁ…。



「翡翠くん!!」

「はっ…はい!!!」

「あんた………、ほんまにええ子すぎるわ…。
そんなええ子やったら、すぐ騙されてまうで？
世の中物騒なもんで………」