愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~
これで翡翠くん、納得…?
天然の心理が読めへん…。
「はい、一件落着。
片づいたとこで、ちょーみんなこっちきて」
ひょいひょいと手招きする栞。
なんやろ………?
連れてこられたのは、近くにあったマク○ナル○。
「…で、どないしたん?」
ナゲットを口に入れながら、涼くんが栞に聞いた。
そうそう、それが謎。
何もわからんまま、ここに連れてこられたあたしら。
説明してもらわんとねー。
「翡翠くん………」
「はっはい!!」
うつむきがちな栞。
なんか嫌な予感が………、
「なんでイケメンやって言うてくれんかったんよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」
…的中したぁぁぁぁぁ!!!!!
なんでそんなデカイ声で叫ぶかな!?
「すっ…すいません…」
…一気に注目した他のお客さんたちに頭を下げるあたし。
なんであたしがこんなんせなあかんのよ………。
「栞っ!!!
もっと声抑えて!!!!!」
「あっ…、あぁ!!!
ごめんごめん」
涼くんの注意に謝る栞。
…あたし、なんか全然報われへんねんけど………。