愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~



「特に深い意味はなかったら、別に浅い意味があんの?」

「そういう意味でもなくて…」



ほんまにもう!!!


なんで逐一ツッコミを入れるんやろう、この栞は…。



「…なんて言うの?
しいて言えば、自分のポテト運のなさを悔いてたとゆーか…なんとゆーか………」



…出た!!!!!


ポテト運!!!!!


ポテト運とか言うたら、またツッコミ入れられそうやなぁ…。



「………アホらし。
バカ愛姫を真剣に心配したあたしがアホでしたー。
ほらっ、涼んち行くで!!」



えぇ!?


あたし、“アホらし。”の一言でスルーされた!?


うわっ…、あたしってほんま惨め………。



「…ってゆーか、栞!!!
まだポテトとか残っとんちゃうん?」

「…まだポテトポテト言うとんかいな………。
愛姫の愛するポテトは、花屋敷栞の胃袋の中に収まりましたー」

「ナゲットは?」

「ナゲットも」

「アップルパイは?」

「アップルパイも」

「…全部ひとりで?」

「うん」



…嘘やん………。


あたしのポテトが…

あたしのナゲットが……

あたしのアップルパイがぁぁぁぁぁ!!!!!



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