愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~
「そのポテトもナゲットもアップルパイも、あたしの分やったんちゃうの!?」
「うん、せやで」
「栞…、『うん、せやで』って………」
「せやから、ちゃんとお金払うやん」
「そーゆー問題ちゃうわぁぁぁぁぁ!!!!!」
やられた…。
すっかり忘れとったけど、栞は例えあたしのものであろうと平気で食べる。
そう。
栞はあのスレンダーな体型にもかかわらず、かなりの大食い。
(本人に言ったらキレるけど)
背はあたしより高いけど、体脂肪率はあたしのが絶対高い。
(…余計なお世話!!)
ついでに言うと、絶対あたしのが栞より無駄な贅肉が多い。
(分けてあげたいくらい)
もしかしたら、あたしよりよー食べるかもしらん。
つまりは、大食い美少女・花屋敷栞ですね。
「はい。
あたしが食べた分」
「せやから、そーゆー問題ちゃうの!!!
…いいよ、お金なんか。
あたしはポテトやナゲットやアップルパイたちとも一期一会を大切にしたかっただけやから」
「あら、そりゃどーも。
愛姫が変人でかなり助かったわ」
「…やっぱしもらう」
結局お金は受け取った。
総額500円。