愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~
「………誕生日に告るって、4歳児がそんな洒落たことすんの?」
「ちょっと考えたら、4歳児でも2歳児でも思いつくわ」
…読めない………。
このバカップルの心理が…。
「今でも、あの時と変わらずラブラブやろ♪
愛姫もなー、彼氏作るんやったら涼みたいな男にしいやー?
あ、涼は絶対あかんけど。
ってゆーか、無理やけど」
「………あたしは友達の彼氏を奪おうなんて考えません…。
ましてや栞の彼氏なんか、恐ろしくて奪えませんわ…」
絶対無理やね。
あたしには、そんな度胸あれへんわ。
………待てよ?
栞んちも花屋敷の名に相応しい家柄。
涼くんちも今知ったように大企業の会長家。
2人ともお金持ちではあるけど婚約者の登場とかないん?
愛し合う2人を互いの両親が婚約者を送り込み、引き裂く…みたいな。
「………婚約者、とかおらんの?」
ちょ…ちょっと!!
よー考えたら、なんか失礼ちゃう!?
2人とも、もしかしたら婚約者問題で悩んでるんかもしらんし………
「あっ…いや…、2人ともお金持ちやからおるんかなーみたいな………」