愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~
「………はぁい……」
…すっかり気落ちしてもた。
なに?課題明日提出?
そんなもん、いっこも手ぇつけてへんのに絶対無理やん。
考えを巡らせて、眉間に皺を寄せる。
そんなん答えでもない限り……って、あ!
そういや始業式に課題の答え配られた!!
助かった━━━━っ!!!!!
一気にパァと心も表情も晴れ上がったあたしは、
「しっつれいしやしたー♪」
と、スキップで職員室を後にした。
━━━ガラッ。
職員室の扉を閉めて、まだ上機嫌なあたし。
「えっらい上機嫌やな。
説教されに行って上機嫌で帰ってくるって……、ほんまワケわからん」
「ワケわかっていただかなくて結構ですわよー♪
なんと言っても、ワタクシただいま機嫌がよろしくてよ。
何を言っても怒りませんわー♪」
「絶対何言うても怒らへん?」
「えぇ」
「…アホでマヌケな色気の欠片もないクソメスゴリラ」
「コラァ、誰がメスゴリラなんじゃ━━━━━!!!!!!!!!!」
「ほら怒ってるやんか」
めちゃくちゃ言うてくる栞と言い合いながら、いつもの図書館へ向かった。