愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~



「…栞の婚約者、涼くん?」

「うん」

「涼くんの婚約者、栞?」

「うん」



…なんじゃそらっっ!!!!!


心配して損したがな。


ほんまにもう………!!



「人をおちょくんのもいい加減に………
………って、えぇ━━━━!?!?!?」



婚約者て!!!!!


もう既にカップルちゃうやんっ!!!!!



「騒がしいやっちゃなぁ…」

「こっ…こっ…こっ…婚約者!?
つまり…、フィアンセ!?
昔で言う“将来を約束した人”!?
ってゆーか、許嫁!?」

「ほんま愛姫ちゃん、心配したり叫んだり、忙しいなぁ…」

「ほんまやわ」



平然としとる涼くんと栞。


冷静すぎやろ!!!!!



「マジで…、親も認めた仲………?」

「まぁそうやね。
親同士も快諾してくれたし、栞以外誰と結婚すんねんって感じやし。
なぁ、栞?」

「そうそう。
あたしも涼以外ありえへんもん。
せやからあたし、将来は佐久間栞やな。
佐久間家に嫁ぐんやもん」



ラブラブ全開でイチャつきながら話す目の前のバカップル。


…正しくは夫婦、とでも言うべきか?



「…まだ結婚してないん?」



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