愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~
一目惚れ!?
━━━…無事、あの時の“翡翠奏大ファーストファッションShow!!”なるものも終わり、平穏な日々が流れた。
栞は翡翠くんが、どんだけカッコイイんかを服を変えて見たかっただけらしい。
最終的には、『…これで学校行ったら全校女子大パニックやからあかん!!』ということになった。
「おはよー…」
「おはよー愛姫ちゃん」
「愛姫おはよ」
実は今日から新学期やったりする。
秋も過ぎ行き、冬も明けて冬休みもあっちゅーま。
今日が始業式なわけです。
…でもまぁ、そんなんお構いなしに今日も遅刻ギリギリに教室に入ったあたし。
先にきて集まっとった3人に声をかける。
「また眠そうやね…」
「うん………。
昨日またケータイいじっとったら、夜明けてもうてさ。
寝たん5時すぎやったわ…」
「アホやな」
「…そうやね」
栞の辛口コメントにも納得しざるを得ない。
…なんてったって、5時まで起きとるあたしが悪い。
「それより!!!」
「………なんよー?」