愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~
めっちゃ楽しみ♪
小学校ん時から転校生くるー言うたら、ほんまに楽しみにしとったもんやで。
どんな子やろう?とかどっからきたんやろう?とか。
いろんなこと考えながら。
「………えー、今期からは2年生に転校生も一名加わる予定もありますから………」
ナイス校長!!!!!
あたしはそれを心待ちにしてるんだよ☆
(…今どき『☆』………?)
せやから、はよその長ったらしいスピーチ、終わってくれますかね?
━━━…校長のスピーチも終わり、一通り儀式的なもんをしてから始業式は終了。
んで、教室に帰ってから待ちに待った転校生の紹介があるらしい。
「愛姫、ほんま転校生どんな子やろうなー」
「めっちゃカワイイ子なんやろ?」
「噂ではそーやけど………
前にブッサイクな転校生きたことあるからなー」
「…あら、そんなトラウマがございまして?」
「えぇ。
中学の頃に一度ありましたの。
それ以来、転校生の容姿についてはあまり信じないと心に決めてますのよ」
「そうでしたの。
私としたことが…、存じ上げませんでしたわ」