愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~


そう、あたしのマイブーム。


それは読書。
(マンガやけど)


図書館の魅力…、それはタダでマンガを読めるところ。


たまたま一番近い図書館はマンガの品が豊富。


あたしにとっちゃ大好きなマンガがたくさんある図書館は、もうそりゃパラダイスやな。


最近はよく栞と涼くんと、3人できてる。


……あ、かなり影薄なってるけど、ちゃんと栞の隣に涼くんもおります。


あと、学校から結構近いから学校帰りに寄るのに便利やったりする。


まぁそんな魅力いっぱいの図書館やけど、デメリットもひとつ。


…静かにせなあかん。


それが、なんともあたしには耐えられへんっていうか何ていうか…。


なんやろな……。


あのシーンとした雰囲気…?


…あの授業中にも似た静かな雰囲気………、あれがどうもあたしには耐え難いらしい。



「…また何を考え込んでんのよ」

「へ?」

「み・け・ん!
愛姫ちゃん、めっちゃ怖い顔してんで」



涼くんにも言われて、やっと自分がそんなに考えこんどったことに気がついた。



「あ、なんか考えごとしとって…」


< 9 / 124 >

この作品をシェア

pagetop