愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~
ショートカットでこんな愛らしいんやから、並大抵のもんとちゃう。
しみじみと千夏ちゃんの顔を見て思った。
…でも、声が低くてちょっと男の子っぽいんが玉に傷やなぁ………。
しみじみと黒板に書かれた千夏ちゃんの名前を見た。
………翡翠…?
翡翠って………!!!
いや、たまたまかもしらんし。
………でも、“翡翠”なんて名字なかなかおらんよな……………。
何か関係が………?
「みんな仲良くしたってな。
ちなみにこの子は翡翠の………」
「双子の弟です」
あぁ、双子の弟か!!!
そりゃ兄弟やったら当然同じ名字やんな。
……………って………!!
「おっ…おとっ…弟ぉぉぉぉぉ!?」
おとっ…男!?
こんな愛らしい子ーが!?
「栗林ー、お前はまたデカイ声で………」
「…やっと見つけた」
そう呟いた千夏ちゃん…じゃなくて、千夏くん?と目がバッチリ合った。
ゆっくりこっちに歩み寄る…。
どどどどどうしよう!?
「あっ…あのぉ………」
「オレの運命の人」
「………はぃ…?」