愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~

恋の季節


























━━━…またまた、時は清らかな川の流れのように………


…とゆーか、台風で増水した、間違いなく近づくのは自殺行為な夏休みのニュースでよく見る濁流のように。


ものすごい勢いで流れゆき…。


高校生活3度目の桜が咲き誇る季節になりました。



「綺麗やのぉ…」

「…あんたはどこのお年寄りや!!!」

「いったいなぁ!!!!!
せっかく、人が風流に花に魅せられとるところに…!!」

「なぁ涼、次のデートどこ行く?」

「栞の好きなとこでええよー」

「涼優しいー♪
めっちゃ好きー♪」

「………ほんで無視か!!!!!」



今、栞と涼くんと登校中。


今日が春休み明け初日の始業式ですからねぇ…。


そりゃ休みボケもしてますわ。


…せやからって、無視はひどいやろ!!!



「あれー?
待ち合わせ場所、ここやんな」

「合ってる合ってる。
どうしたんかなー?
奏大えらい遅いなぁー」



翡翠くんとは合流して、途中から一緒に行く予定。


…待ち合わせ時間、10分は過ぎてんねんけど………。


遅れることって今までなかったから、心配。


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