愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~



「…あっ、きた。
奏大、こっちこっちー!!!
………って、あれ?」

「千夏くんとちゃう?」

「………出た……………」



栞の言葉に、凝視して見ると、あれは完全に千夏。


…なんで、翡翠くんこんと千夏がくるわけ?



「愛~姫っっ♪」

「…近寄らんといて」



無駄にスキンシップが多い千夏。


そういう免疫がないというよりうっとうしい…。



「なんでよー。
やっと兄貴の妨害をすり抜けて…」

「この千夏のアホが!!!
愛姫ちゃんにアホがうつるから離れろ!!!!!」

「あっ…兄貴!?」



翡翠くん、いつの間に………



「みんな、ほんまごめん!!!
千夏が行こうとするから、愛姫ちゃん嫌がる思て止めててんけど振りきって行ってもうて………」

「そんなん全然構わへんでー」

「そうそう。
愛姫も喜んどるし」

「喜んでへんわっっ!!!!!」

「あ゙ぁ゙ぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

「………もう!!!!!
千夏、今度は何なんよ!?」

「あと10分で始業式………」

「…えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」



…まぁ、相変わらずこんな調子であります。




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