涙の分だけ……
「秋山くん!! どーしてあの子がいいの!? 私たち…あの子と秋山くんは釣り合わないと思ったの」
一人の厚化粧女が抜かしたこと言ってやがる
釣り合わないだと!?
「は? つかお前ら俺のなに 俺の何知ってんの!? 俺の人生に勝手に踏み込んできて… おい!! 杏梨に何したんだよ 答えろ」
「…言いたくない‥秋山くんのためだもの!!」
…ッ
こいつ 何なんだよ!!!
「いい加減にしろよ? 言わねぇと女でも容赦しねぇから」
すると遠くのほうから
「倉庫です!! あ…あたし 見たの…ッ 杏梨ちゃんが無理矢理押し込まれているのを…だけど恐くて誰か呼んで来ようと思ってきたんだけど…先輩!! 急ぎましょう」
倉庫…??
…ッ くそ!!
「覚悟しとけよ?」