涙の分だけ……
そうそう早く帰ったもん勝ちよ
と思って靴を履いていると
「あッ!! 先にきてたんだ 早いな お前w」
!!???
恐る恐る振り返ると
にこやかに笑う秋山翔が!!
「えーと あの…これは」
「早くいこーぜ!!」
グイッ
「ぎゃッ」
手首を捕まれて半分強制的に
連れてかれた
「……」
「…♪…♪」
気まずいオーラを出すあたしと
そんなのは関係ないさそうに
ルンルンの秋山翔
「あッ…あの どこ行くんですか??」
するとこちらを見て
「どこ行きたい??」
楽しそうに聞いてきた
「別に…行きたいとこは」
「じゃぁカラオケ行こ♪
俺さこう見えて歌上手いんだぜw」
カラオケ!??
密室じゃん しかも二人っきり
あぶないあぶない!!!!
「あの あたしやっぱ行きたいとこが…」
「ん?? どこ」
「えーッと あ!! ファミレス」
「ファミレス?? まぁ……いいけど」
不思議そうな顔で納得していた
まぁーだよね
遊ぶっていってんのに
ファミレスだもんね(笑
「じゃぁ ここでいっか♪」
とそのファミレスに入った