涙の分だけ……
人生初の呼び出し

「どうだった?? 初デート♪」 

楽しみにしてたように凜が聞いてきた 

てか… 

「デートじゃないわよ////ッ」


「あれ?? 顔赤いよぉ?? なんかあったんでしょ♪ 杏梨 全部話してよねッ」


なにか… 

ちゅッ 

唇の感触……… 


うわわわわぁぁぁ!!!!!!!! 

「なにもないッ なにもないわよ!!!!」


ファーストキス
奪われたなんか言えるわけない 

「杏梨…なんでも話せる友達でいようって言ったよね…… 凜のこと友達だと思ってないの…??」 

ででで、でた!!! 

凜のうるうるな視線… 

これ弱いんだよな… 

「………」 

「杏梨……」 

「わかったわよ//ッ 話すから!!」

「やりぃー♪」

ダメだ… 

あの視線はまずいわ… 

そして昨日の出来事を全部話した 

「へぇー秋山翔も男ねぇ… やるぅ♪ヒューヒュー」 

「もうやめてよ////ッ」

「はいはいッ♪笑」

ガラガラッ 

ん?? 大きな音がして 
教室のドアが開いた 


ふとドアを見ると 

3年の女子の先輩達が偉そうに立っていた 


また凜かな…?? 

「安田杏梨ってどこ!??」 

あッ あたしぃぃぃ!?!? 

スッ―――… 

と恐る恐るではあるが 
手をあげた

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