彼の隣りに寝る女
何分その中途半端な姿勢で止まっていただろう・・・

それが本当の意味でも内くんと最後の時間、最後の清算の時間だった。

しばらくしてやっと床にうずくまることができた。そのとき違和感を感じた。出血をしていた。

私は内くんをふりほどくようにして1人で病院へ行った。

「妊娠してたのではありませんか?最近激しいHをしたり、ストレスを感じることはありませんでしたか?」

妊娠していることにも気づかず流産したり

流産にも気づかないことはまれにあると先生はおっしゃった。

赤ちゃんがいたなんて・・・

そうして私は10代最後の

いや20歳の恋愛に終止符を打った。
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