書々云々
書聖、幽霊と遭ふ
高校を卒業して、これといった目的や目標もない僕は、自宅から一番近い大学に通っている。
両親は子供の意見を尊重するらしく、大学に行くと言っても、わかったとしか言わなかった。
元々、大学に行かせたいという気持ちもあったのかもしれない。
僕には5歳離れた兄がいる。
兄は僕と違って、しっかり者で働き者、時間や金銭に対して無駄を嫌う生活だ。
だから、兄は僕が大学に行くと聞くと、ただ時間を無駄にするだけだから専門学校へ行けと反論した。
大学に進学して、2ヶ月が経った今、兄の言ったことは本当だったと実感する。
やりたいことが見つからない僕は、だらだらと大学と自宅を往復するだけの生活をしている。
家に帰れば、高校の時と変わらず、ゲームに勤しむだけだ。
すでに働いている兄は、そんな僕を見て良い顔はしなかった。
同じ気持ちなのは母も同じようだった。
父は、最終的に僕が独り立ちしてくれればいいと思っているらしく、何も言わなかった。
両親は子供の意見を尊重するらしく、大学に行くと言っても、わかったとしか言わなかった。
元々、大学に行かせたいという気持ちもあったのかもしれない。
僕には5歳離れた兄がいる。
兄は僕と違って、しっかり者で働き者、時間や金銭に対して無駄を嫌う生活だ。
だから、兄は僕が大学に行くと聞くと、ただ時間を無駄にするだけだから専門学校へ行けと反論した。
大学に進学して、2ヶ月が経った今、兄の言ったことは本当だったと実感する。
やりたいことが見つからない僕は、だらだらと大学と自宅を往復するだけの生活をしている。
家に帰れば、高校の時と変わらず、ゲームに勤しむだけだ。
すでに働いている兄は、そんな僕を見て良い顔はしなかった。
同じ気持ちなのは母も同じようだった。
父は、最終的に僕が独り立ちしてくれればいいと思っているらしく、何も言わなかった。