HEAVEN~空に旅立った君~
「栗原さん。隼人君が死ぬのは時間の問題かと・・・」

「・・・・・。」



私はただ呆然と立っている。




「いつ息を引き取るかわかりません。
だからそれまでずっと隼人君のそばにいてあげてください。
私たちも全力は尽くします。」

「・・・・・。
嫌だ。私は隼人が死ぬなんて認めないからね!」



そう言って私は走った。




どこに行くかも決まってないのに。
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