HEAVEN~空に旅立った君~
「ねぇ。お母さん。」

「なに?隼人?」

「僕、死んじゃうの?」

「・・・!!!
なに言ってんのよ!死なないわ!!先生も助からないわけじゃないって言ってたじゃない!!諦めちゃダメよ!!」

「うん・・・。でも僕、怖いよ・・・。」

「お母さんが守るから」

「・・・・。」



そんな会話をしているときも僕は柚樹のことで頭がいっぱいだった。



柚樹・・・今どうしてるかな・・・?




「ねぇ。お母さん。」

「ん?」

「昨日僕の部屋に来た女の子いたじゃん?」

「うん」

「あの子ね、僕の彼女なんだ。」

「そうなの・・?」

「それで、彼女に心配かけないために振ったほうがいいのかな・・・?」

「・・・・。それは隼人しだい」

「・・・・・うん」



それからずっと沈黙が続いた。

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