HEAVEN~空に旅立った君~
「じゃ、なんで私がここいるってわかったの?」

「隼人君の病室行ったら隼人君と柚樹のお兄ちゃんがいて柚樹なら屋上にいるかもって言ってたから来たの!!」

「そうなんだぁ」

「何見てたの?」

「高校。ほら、見えるじゃん!」

「本当だぁ!!」

「せっかく苦労して合格したのに・・学校辞めちゃってごめんね・・」

「なんで柚樹が謝るの!?」

「いや・・なんか・・申し訳ないなぁ・・と、思って・・」

「私は全然平気だよ!!柚樹さえ後悔してなければいいんだよ!!学校辞めて後悔してないでしょ?」

「うん・」

「じゃあいいんだよ!!学校辞めた分ずーーっと隼人君のそばにいてあげなよ!!」

「うん・・、ありがと。」

「・・じゃあ私そろそろ帰るよ!!」

「えっ!?もうちょっといないの??」

「早退者だから帰んなきゃ!!」

「そっか。また来てね!」

「うん!じゃあまたね!!」


そして美樹は帰っていった。
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