【短編】『D』
【1】投資
私、桑原七海(クワバラ ナナミ) 現在 24歳。大学を卒業して『○和証券』に入社してもう2年と3ヶ月、とにかく必死に業務をこなしてるっていうか、しがみついてる。彼氏なし。つーか入社してから作る暇がない。平日は勤務、土日は研修と証券会社は以外と忙しい。


今、投資窓口の受付を頑張ってます。窓口ってたって一応ノルマがある。

一応っていってもは給料に結構ひびくし、達成しなかったら嫌味も言われる。



んで、腹立つのは、契約手続きをするとは私のノルマになるけど、

大口となると嫌な奴が現れる。主任の安藤だ。

『お客様、ここからは私に・・・・』とかいって大口を取って行く。

小口も大口も業務的には変わらないのだから私のノルマじゃない?!

それを悪ぶることなく持っていく。そりゃ、窓口はお客と接する最初の場所だし、

安藤みたいに出世目指してる奴は大口が欲しいのは分かるけど、

一言お礼の言葉ぐらいあっていいんじゃない?!

ってぶつぶつ言いながら勤務してます。

『はぁぁーーー・・・・』今月もノルマ達成無理かな・・・・・・・・。
なんてため息ついてたら・・・・・




『大きい溜息ですね、悩み事ですか?』


『えっ・・・』
顔を上げるとそこには・・・・



年は20前後かな?髪の毛は、薄いブラウン。目は奥二重で、鼻筋は整ってて、

唇はちょっと薄め、顎のラインはすごいシャープで、背は180ぐらいあるんじゃないの?

そう、超かっこいい!!!ジャニー●系でも、バックで踊る方じゃなくて、正統派、ド

ラマや映画は当然主役級ぐらい軽くいけるんじゃない?。

『投資はここでいいんですよね?』



『あっ、はい!////』
って今、かなり慌ててます!!ん・・・・つーかこの人が投資するの?!
まぁ、興味があるだけかもしんないし、丁重に話していこう。

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