【短編】『D』
あれから二人で結構飲んだ。ワインボトルは空になってて、時刻は12時をちょっと過ぎていた。
そろそろ帰るかな?なんて思ってたら
『なーなーみーさーーーん!なに時間気にしてのぉー??』
あれ?できあがっちゃった?すると彼は
『なーなーみさんは、なんでそんなに可愛いの?』
えっ?//////今なんと??
キョトンとしてるとまた彼が
『だーかーら、なんでそんなに超可愛いの?』
今度は「超」が付いてる//////
『えっ・・・・と、全然可愛くないよ私・・・』
だって本当に可愛くないんだもん。玄明大丈夫??
『ななみ!!なんでそんな嘘つくんの?』
なっ、ななみ???!!!キャーーーー/////
呼び捨てですか?!しかも玄明、目がトロンとしてずーっとこっちを見てる。
かなり恥ずかしいんだけど/////
『いやっ、・・・ほっ本当に可愛くないんだよ。大丈夫??』
すると
『ちぇっ、・・・もういい!!・・・でも七海はすごい可愛いよ』
だっ、だから、そういう台詞で顔近づけないでって/////////
でも嬉しい。玄明に言われるとすごく嬉しい。
だって今酔ってるから、想ってることいってるんでしょ?
あっ、そうださっきレストランで教えてくれなかったこと聞いてみよ。
『玄明は、なんで私を誘ったの?』
こんどこそ言ってくれるかな?