【短編】『D』
串揚げや串焼き、サラダ、刺身など食べながら、美味しいからビールも進む。
彼も結構顔が赤くなってる。
昨日のこと気になるけど、どうしようかなー、聞こうかな?
やっぱりやめておこうかな?
もう!ウダウダすんな私!
気になるんならやっぱり思い切って聞いてみよう。
『きっ昨日、ワイン飲んだ後、覚えてる?』
すると、彼は動きを止めた
『うーーん、所々。いつの間にかホテルにいて、一緒に寝たのは覚えてるけど・・・・俺なにか言ってった?』
なんて言えばいいのかな??とりあえず、正直にいってみよう。
『・・・・うーーーんとね、・・・一目惚れしたって言ってた////////』
彼は眼を広げて、動かない。
『えっ?マジで??!!!俺、マジで言ってた??!!』
私はただ頷く。
彼はジョッキを置き、かなり落ち込んで
『はぁーーー、カッコ悪、俺。』
慌てて私は
『ぜっ全然カッコ悪くないよ。・・嬉しかったよ////』
って何言ってんのよーー////わたしってば////
でもあまりにも彼が落ち込んでるから・・・・つい言っちゃた////
彼は顔を上げて、私を見る。
『本当に嬉しかった?』
いやいや、彼みたいな男性に「一目惚れしたの!」なんて言われて嬉しくない人いるの?
『・・・・・うん////』
『あのさ、七海さんは今彼氏とかいるの?』
ちょっと顔を赤くしながら聞いてくる