【短編】『D』
2・3分ぐらいたったのかな、彼は落ち着くと、席を立った。
『トイレ』と一言残して。
なんだったの?どうして泣いてたの?全然わからない。
トイレから帰ってきた彼は「行こう」といって私の手をとる
『ちょっ・・』
いきなり手を繋がれて恥ずかしいんだけど//////
支払いを済ますし、エレベーターに乗る。
しかし押したボタンは、34のボタン。
えっ??また??もしかしてホテル?って思ってたら扉が開く。
エレベーターを降りると彼は私の手を引いて歩き出す。
そして一室の部屋の前で止まりカードで扉を開ける。
『えっ、ちょっ、・・玄明?!』
私は手を解き立ち止まる。
彼はゆっくり振り返り
『おいで、みーちゃん』
は???!!なんで私の昔のあだ名知ってるの????
『えっ!!どうして??知ってるの??』