【短編】『D』

すると彼は


『いいから、とりあえず入って、そしたら教えるから』




仕方なく、一緒に部屋に入った。





彼は、ソファーに座ると、財布からあるものをとりだした。






私の時間が止まった






彼の手には片方のハートの石があった




『さっきの石貸して、みーちゃん』




私は、ただ彼に従い、石を彼に渡した。




彼の手の中でハートの形が出来上がった





『ど、どうして持ってるのその石??!!』

すると彼はにっこり微笑み






『俺が、ちーくんだからだよ、みーちゃん』






えっ??玄明がちーくんなの??うそ?!全然気づかなかった。本当なの?
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