【短編】『D』


彼は、ハミカミながら



『俺、またみーちゃんに一目惚れしたんだね。』






『うん/////』





『みーちゃん、約束覚えてくれてたんだ。』




『うん//////』





『キスしていい?』





『うん/////・・・・・えっ・・・んん』




彼は、私の頬を両手で包みこみ、唇にキスをした。



ん・・・・・んんーーー、ちょっと長いよ。




『ちー・・・っく・・・ん・・・んんん』




喋ろうとすると、玄明の舌が入ってくる。

逃げても逃げても、私の舌だけを執拗に追ってくる。


『ちょ・・・・んん・・・あ・・・・んん』

頭がぼーっとしてきた、力が入らない。



彼の腕にすがることしかできない




最後に2・3回私の唇をキスをすると玄明はゆっくり顔を離し、糸を引いた私の下唇を親指でなぞる。




< 35 / 50 >

この作品をシェア

pagetop