Another Episod by………
やっぱり………。ってか、ヴァリーフォージって……。



………ヴァリーフォージってアンザックが連れて行かれた組織じゃねぇか!?………悪くねぇかもしれない!このおっさんをうまく動かせばアルトルーシュカに行く手段がわかるかもしれねぇッ!



「おいおっさん!………」
「………お前……。ライアットと言ったな?」



俺が喋るのを遮っておっさんが喋り始めた。



「……なんだよ!?」
「ここを覗いた以上、この山中から外へは一切出ないでもらおう」
「はッ!?」
「山から一歩も出るなと言っている」
「冗談じゃねぇ!俺はなぁ、弟を探しに来てんだ!弟をッッ!!」
「私には関係ない事だ。………できないと言うのなら今ここで死んでもらおう」



死ぬわけにはいかねぇ!大丈夫だ!
長い目で見よう。今はこんなんだけど、
少しでもこの………。なんだっけ?イーガス?イージス?なんかそれっぽい名前のおっさんと仲良くなればアルトルーシュカへの行き方がわかるかもしれねぇ!……今は我慢だ。今だけこいつに従えばいいんだ。
それにこのおっさん元ヴァリーフォージの人間ってさっき言ってたじゃないか!アンザックの事も何か知ってるかもしれないからな………。



< 4 / 122 >

この作品をシェア

pagetop